Windows 8.1 で OneNote の Win + S ショートカットが起動しない問題

Office 製品群の中で割と便利なのにほとんどの人が使っていない OneNote ですが
(最近はそんなこともない?)個人的に何より便利だと思っているのはWin + S で
範囲指定のスクリーンショットが取れることなわけです。

このブログを書く際にも散々使っていたりするのですが、困ったことに Windows 8.1
Preview では検索チャームが表示されてしまうようになっています。

(今年の後半には Win + Shift + S で復活されるらしいですが)

とりあえず、不便なので OneNote Team の Blog に記載されている以下の対処を実施。

http://blogs.office.com/b/microsoft-onenote/archive/2013/06/27/try-windows-8-1-preview-and-bring-back-your-favorite-shortcut-key.aspx

レジストリエディタを開き、以下に DWORD を新規作成。

HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftOffice15.0OneNoteOptionsOther

上記のパスの 15.0 は Office 2013 を意味しています。2010 なら 14.0、2007 なら 12.0 です。

どうでもいいですが、13 が飛んでいるのは不吉だかららしいですね。(最近 wiki で知った

名前を ScreenClippingShortcutKey とし、値は 41 とします。

(41 の場合 Win + A になるそうなので、恐らく ASCII コードの16進数?)

onenote_shortcut

とか思っていたら上記ページにリンクが張ってありました。

http://blogs.msdn.com/b/descapa/archive/2006/11/17/changing-the-onenote-screen-clipping-and-new-side-note-keyboard-shortcuts.aspx

一度ログオフして再度ログインすると新しいショートカットが使えるようになります。

MakerWare 2.3 リリース

MakerWare が 2.3 になりました。ので、適当にスクショを貼っておきます。

http://www.makerbot.com/blog/2013/09/30/makerbot-makerware-2-3-release/

 

以下から MakerWare をダウンロードしてインストールします。

http://www.makerbot.com/makerware/

以前のバージョンが入っている場合は削除が行われます。

その際、Conveyor の大量のログファイルが削除されます。(多すぎ

delete

インストールするソフトウェアを選択します。

MakerWare for Digitizer が増えました。(こっちは別の記事で書けたらかきますが、
Digitizerは輸出規制の関係で買えていないので書かないかもしれません)

install1

メニューでは Perspective Orthographic というのが View に追加されたようです。

menu1menu2

Make It! のオプションも大幅に増えています。

以下が以前の画面。

makeit2

こちらが新しい MakerWare 2.3 の画面

makeit1

左右のフィラメントで別々の材料を指定できるようになりました。

(ただ、相変わらず Temperature は個別に設定できないように見えます。)

makeit3

Raft は Color-Matched というものが追加されました。

また、左右のいずれかを指定することも可能です。

makeit4

サポートについても同様。

makeit5

公式から画像を拝借。こんな形になるようです。

MBMakerWare

また、Preview が利用できるようになっています。

makeit6

Preview にチェックを入れて Make It! すると以下のような画面が出ました。

左のスライダーで層を指定してみたり、右上には使用されるフィラメントの量と出力時間の目安も出ています。

Preview1

右下にある Show Travel Moves にチェックを入れるとツールパスも表示されるようになります。

Preview2

公式ブログだと 2 色きちんと色付きで表示されているんですが、手元では真っ黒…

これだとちょっと残念な感じですが何がいけないんでしょう?

 

とりあえず今日はここまで。

何か他にもあったら追記します。

Replicator 2X のステッピングモーター

昨晩、Twitter でこんな噂を耳にしました。

http://twitter.com/ARTsak/status/381834275894480896

本当にトルクの問題なのかどうかは不明ですが、フィラメントの送出がうまく行かずに

出力に失敗することは非常に多いので、ダメ元で試してみようと。

 

我が家の Replicator 2X に使われているステッピングモーターは、

「17hd4063-01N」 という型番のもの。

完全に同一の方版では見つかりませんでしたが、似た型番のデータシートはありました。

http://www.ma-boite-a-archives.fr/Moons-hybrid-steppermotors.pdf

ちなみに、サイズは 42 mm 角、長さが約 34 mm です。

 

一方で、手元にあったステッピングモーターは 42 mm 角、長さ 47.5 mm。

シナノケンシの 「PMSA-B42D3L」 という型番のものです。

 

どんなもんかと乗せ変えてみましたが、案の定干渉するため断念。

長さ 34mm の 「PMSA-B42D1L」 とかを買ってみないとダメそうです。

 

ステップ角はいずれも 1.8 ° ですが、定格電流が 0.4 A と 0.6 A なので

電源的に大丈夫なのかは知りません。

というか、電気系の知識は全くないので悪しからず。

3D プリンタで強度を出す方法

先日、1800 x 900 mm の大きなホワイトボードを購入しました。

部屋がいかんせん狭いので、足がない吊り下げタイプのものを買い、壁に穴をあけたくないため
ベッドのフレームにフックをつけて、それで支えればいいかなぁと。

そして、早速モデリングをして 3D プリンタで出力して乗せてみた結果…

一瞬にして割れてホワイトボード落下 orz

P10100110001

さすがに 10 kg を保持するには無理がありました。

再設計をして出力するも軽く力を加えるとすぐに壊れます。

Infill を10 % から 30 % にしてもダメ。

P10100090002

一旦落ち着いて考えてみたのですが、そもそも形状を保持しているのは外層の部分で中の密度はそれほど重要ではないことが判明(遅い。)

設定で Number of Shells なんてものもあったな…なんて。

2 から 5 にして再度出力。

P10100100001

厚みも 10 mm から 20 mm に変更してます。

並べてみるとこんな具合。

P10100120001

拡大すると外層がだいぶ分厚くなったのがお分かりいただけるかと。

P10100120001P10100120001

 

と、いうわけで無事にホワイトボードの設置が完了しました。

P10100040001

Replicator 2X の排気装置を作ってみた。

3D プリンタが有害物質をまき散らしているというイリノイ工科大学のレポート(原文)が
世間をにぎわせて1か月と少しが経ちました。(日本語記事

大学の研究室にいたころは、CNC ミリングマシンの木粉が強烈過ぎて ABS の臭いは
それほど気にならなかったのですが、(研究室自体が広かったというのもありますが…)
最近、5 畳程度の自室で 3D プリンタを使っていると、死ぬほど頭が痛くなる時があるのです。

夏の暑い時期に窓を開けて換気をしつつクーラーをかけるのもあれなので、
それならばと思い立ったのが、以前からエアブラシとともに買おうと思っていた塗装ブース。

GSIクレオスの Mr.塗装ブース をはじめ、各社から出ているようですが、
見れば見るほどReplicator2X のケースに形状が似ているではありませんか。

 

というわけで毒ガス排気装置を作ってみました。

P10000830002

本来なら思い立って 3 日で作るところですが、社会人になって時間もあまり割けないので
構想から 2 週間以上かかってしまいました。

https://twitter.com/syuheiuda/status/371523051197693952

 

【概要】

デスクトップ PC 用の 120mm 角ファンを排気ダクトに接続するためのアタッチメントです。
Replicator 2X に付属のカバーに穴をあけ、ファンおよびアタッチメントをネジで固定して使用します。

なお、電源は Replicator 2X の基盤から取れそうな気もするのですが、
壊すと面倒なので外部電源(詳細下記)を利用しています。

【データ】

STL を Thingiverse に公開しておきました。

【材料】

1. 上記 STL を拡大縮小せずに1/1で出力したもの

2. 120mm 角ファン(風量はお好みで)

3. ファンを動かすための適切な電源

4. Replicator 2X 付属のカバー

5. 排気ダクト : Mr.スーパーブース用 延長ダクトホース GT-03D

6. 排気口アタッチメント : GSI クレオス –  Mr.スーパーブース用 排気口アタッチメント GT-03E

7. M4のボルトおよびナット 4 つ(20mm厚のファンの場合35mmがピッタリです)

【作成方法】

1. アタッチメントの STL を1/1で出力します。

P10000730001

2. カバーにコンパスカッターやアクリルナイフなどを用いて直径 120mm 程度の穴を開けます。
厚みが 1.5mm 程度と分厚く、切り口で怪我をする恐れもあるので、必要に応じてヤスリがけも。

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3. 同じく、直径4mm 程度の穴を 4 か所開けます。

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4. カバー、ファン、アタッチメントをボルトとナットで固定します。

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5. 排気ダクトおよび排気口アタッチメントを取り付けます。

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6. ファンに適切な電源を接続します。

7. 完成!

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【その他】

電源を確保するのが面倒だったため、今回は Arduino に 12V 電源をさし、
VinとGNDにファンを直接つないで動かしました。

写真には XBee とか載ってますが手元にあったのを使っただけなので当然必要ありません。

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風量不足だと感じたら、RDH1238B でも買ってみてください。
試していませんが、風量も騒音も相当なものだと思われます。

【効果】

これから検証します。

 

ご質問等あればコメントにて受け付けます。

Replicator 2X の基盤

恐らく次の記事あたりで書くと思われるネタの絡みで、裏蓋をあけたので基盤の写真をうp。

裏蓋をわざわざ開くのが面倒なときに自分が確認するようですが、怒られたら消します。

クリックで最大化します。

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Based on Arduino Mega ってなってますね。

エクストルーダー 2 個と、X / Y / Z 軸用で 5 つあるステッピングモータードライバは
ヒートシンク的なものが見当たりませんがなくても大丈夫なのでしょうか?

Dualのころは、基盤脇に 4cm 角ファンがあった気がしますが…

 

写真はピントが合わず取れませんでしたが、石には 4982ET 1305 543T との文字が
4982ET で検索したらそれらしいのが見つかりました。(PDF)

 

余談ですが…
移動させる際に、2X のサイドパネルのアクリルが外れました。

P10000610009

どうも元から歪んでいる気がしないでも兄ですが、プラスチックのパーツで固定しているだけなので
修理(というか固定)自体は部品をなくさない限りは簡単でした。

斜めからと上からの図:

P10000620008P10000630007

下のように、2 個セットです。

P10000660004

無事、元通り。

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