コンテナ データセンターで AS 取ってみた

2021/03 末に APNIC から ASN と IPv4 /23、IPv6 /48 を個人として割り当てを受けました。
半年近くかかってしまいましたが、ようやく Internetable になったのでメモ程度ですが書き残しておきます。

1. データセンターを建設します

月日が経つのは早いもので、コンテナ用地を競売で取得してから既に 5 年ほど経ちました。
一般のご家庭でサーバーやネットワーク機器を稼働させると騒音やら夏場の室温やら床の耐荷重が気になるので、
若いうち ( 家庭内稟議とかいう面倒な制度が導入される前) にデータセンターを 1 つ建てておくといいと思います。

この記事を読んでいる方には今更かと思いますが、過去の投稿や記事もご参考にどうぞ。

2. やる気を発掘します

これが一番大変。Twitter を遡ってみた限り、2015/02 (新卒 2 年目、コンテナ建設前) には AS が欲しいと言っていたようです。
まさか重い腰を上げるのに 6 年半前もかかっていたとは…。
AS 欲しいと言うたびに煽っていただいたり、有用な情報をいただいた界隈の皆様には改めて感謝です。

3. フルルートが食える機器を確保します

2021/08 時点では、EOL を迎えた ASR 1001 にメモリを増設するのが安くすむ気がしました。
いずれは ASR 1001-X とか MX204 にも手を出したいけど、高くて気軽には買えないので…。

他にもいい機種があったら教えてください。

4. JPNIC / APNIC 等に申請します

JPNIC / APNIC の関連ドキュメントを隅から隅まで熟読しましょう。
私は AS が欲しいと思ったタイミングで毎回読んでいたので、10 回くらい (多少盛ってる?) は読んだ気がします。

JPNIC と APNIC のどちらで申請するかはお好みで。
費用的には JPNIC の方が安く済みそうでしたが、英語の練習と諸々の理由で私は APNIC にしました。

APNIC の申請については、SDCC のスライドを参考にさせていただきました。

5. Transit を確保します

2020/10 に開催された CEATEC の講演の中で、登さんが IPA に機材を送るとフルルートがもらえるという噂が… (47:30 頃)
なんて話をされていたので、弊コンテナも Transit の提供をお願いしました。
ソフトイーサの皆様、改めてありがとうございます。

ちなみに、昨今だと BYOIP (Bring Your Own IP) できるクラウドも増えてきているので、それはそれで遊んでみたいと思います。
Azure も早く BYOIP できるようにならないかな…。

6. DNS の逆引き設定をします

APNIC の場合、 逆引きの委任は Resource Manager – Whois Updates – Add から domain Object を選択し、
フォームを埋めるだけで完了するようです。

弊コンテナでは、とりあえず Azure DNS で逆引きゾーンをホストする形にしました。
委任後の Azure DNS 側の設定は、以下のドキュメントとかを適当に参照しつつ、PTR レコードを作れば良さそう。
DNS 周りは誤って削除すると事故になりがちなので、リソースの削除ロックも設定しています。

7. To be Continued…

夏休み中に内部の構成まで終わらせるつもりだったんですが、残念ながら時間切れ…。
進捗があったら、また気まぐれで追記するかもしれません。

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