Azure で S2S VPN を構成した際に、デフォルト サイト (デフォルト ゲートウェイ) を設定するパラメーターがあります。
通常ポータル等には出てこないので、Azure PowerShell を使わないと設定できないんですが、知らないとたまに困るのでメモ。
どういったタイミングで使うかというと…
- VPN で強制トンネリングを使う場合
(ローカル ネットワーク ゲートウェイで指定したアドレス空間以外もオンプレにルーティングする場合) - マルチ サイトと VPN 接続をした場合
(アドレス空間が重複する場合に、どれを優先させるか指定したい場合)
# 既存の設定を取得 $VnetGw = Get-AzureRmVirtualNetworkGateway -Name "<仮想ネットワーク ゲートウェイ名>" -ResourceGroupName "<リソース グループ名>" $LocalGw = Get-AzureRmLocalNetworkGateway -Name "<デフォルト サイトとして設定するローカル ネットワーク ゲートウェイ名>" -ResourceGroupName "<リソース グループ名>" # デフォルト サイトのパラメーターを設定、保存 $VnetGw.GatewayDefaultSite = $LocalGw Set-AzureRmVirtualNetworkGateway -VirtualNetworkGateway $VnetGw
こんな感じで、GatewayDefaultSite といパラメーターに、デフォルト サイトとして使うローカル ネットワーク ゲートウェイを指定してあげてください。
1 comment for “VPN Gateway のデフォルト サイトについて”