Replicator 2 エクストルーダー・トラブルシューティング

http://www.makerbot.com/support/replicator2/troubleshooting/のエクストルーダーに関するトラブルシューティング部分の日本語訳です。

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1.1 デルリンプランジャーのテンションを確認する。

フィラメントロードスクリプトを実行した状態で、フィラメントを指でつまんでみてください。フィラメントがエクストルーダーに吸い込まれるのを指で抑えることができなければ4.1に進んでください。抑えられる場合には、プランジャのテンションを調整するために、エクストルーダー左側のアクティブ冷却ファンを取り除く必要があります。

1.2 プランジャーの調整

プランジャーを調整するには、付属する2mmの六角レンチを使用します。セットスクリューを時計回りに回すことでテンションをかけ、逆に緩める場合には反時計回りに回します。指で吸い込まれるのを抑えられなかった状態から、1/8~1/4程度回転させて調整します。

1.3 駆動ブロックを確認する。

プランジャーは指でフィラメントの読み込みを止められないように調整できましたか?できた場合には出力に戻ります。出来ていない場合は2.1に進みます。

2.1 クリック音を確認する。

エクストルーダーから微かにクリック音が聞こえますか?聞こえない場合は3.1に進みます。クリック音がする場合は、プランジャーをきつく締めすぎたか、使い込みによりすり減っています。1/8回転ずつプランジャーのセットスクリューを緩め、その都度クリック音が止まったかどうか音を確認します。音が止まったのに、指でフィラメントの送りを止められてしまう場合は、4.1に進みます。

3.1 駆動ギアを締める。

クリック音が全くしない場合、プランジャーは十分に締め付けられていない可能性があります。エクストルーダーの駆動ギアがモーターシャフトに対して滑っている可能性があります。ユーザーマニュアルに記載されている通りに、エクストルーダーを分解します。2mmの六角レンチを使って、駆動ギアをモーターシャフトに固定しているネジを締めます。

4.1 駆動ブロックを開く。

駆動ギアがモーターシャフトにしっかりと固定されている場合、モーター構成部品をエクストルーダーから取り外し、黒いプラスチック部品を上にした状態で、テーブルに置きます。駆動部品をモーターに固定している2つのボルトを2mmの六角レンチを使って取り外し、駆動ブロックの上半分を取り外します。

4.2 プランジャーを調べる。

プランジャー・スタックはセットスクリュー、赤いリング、ナット、黒いデルリンプランジャで構成されています。セットスクリューは駆動ブロックの外側に接し、プランジャーは駆動ギアに接しています。プランジャーを慎重に取り外し、平らな面を調べます。表面を横切る溝ができていますか?溝は浅ければ問題ありませんが、深くなると問題となる可能性があります。

4.3 プランジャーをテストする。

溝があった場合、プランジャーの向きをフィラメントの通り道と90度をなすように戻して確かめます。これによって問題が解決した場合には、プランジャーの交換をサポートに依頼してください。原因が異なる場合には、5.1に進みます。

5.1駆動ギアの高さを確認する。

駆動ギアがモーターシャフトの高い位置に取り付けられている可能性があります。モーター構成部品から駆動ブロックを取り外し、モーターと駆動ギアの隙間を紙をスライドさせてみてください。駆動ギアとモーターの隙間は紙一枚通るだけの隙間である必要があります。

5.2 駆動ギアを移動する。

紙の通る隙間が多すぎる場合には駆動ギアをモーターシャフトに固定しているネジを緩め、紙一枚の隙間に調整します。ネジを締め、紙を取り除いてからエクストルーダーを組み立て直します。駆動ギアの位置を変更した場合、プランジャは再調整が必要になる場合があります。

6.1 問題なく動作しましたか?

まだ出力に問題がありますか?トラブルシューティング・ページに戻り、右側のQuestionsタブからMakerBotサポートに連絡してください。

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