今更ですが、思いのほか知られていないようなので、MS のサポートでも使ってるログ収集ツールを紹介してみようと思います。
ネタ元はこちら。
https://blogs.technet.microsoft.com/yongrhee/2014/02/01/tool-mpsreport-replacement-msdt/
概要
そもそも SDP (MSDT とも呼びます) が何かという話ですが、タイトルの通り Microsoft 製品の調査にあたって必要なログを収集してくれるツールです。製品ごとにパッケージが用意されていて、その製品に関連するログを一括収集してくれるので、ユーザーさんなり現場の担当者にあれこれ指示を出してログをとってもらうのが面倒な時に便利です。どのパッケージも、イベントログとシステム構成情報 (msinfo32)、パッチの適用情報などが共通で含まれていて、あとは Hyper-V であれば仮想マシンの構成ファイルとか、ネットワークが絡むものなら Firewall の設定ファイルとかが入ってきます。
※ あくまでもログ収集ツールであって、解析まではやってくれないので、自分でログを見ましょう。
使い方
- 以下の URL にアクセスして、Microsoft アカウントでログインします。
https://home.diagnostics.support.microsoft.com/SelfHelp
- 診断パッケージが多数出てくるので、収集したいログを検索して選択します (Hyper-V とか、Azure とか)
この際、[詳細の表示] から収集される情報の一覧も確認できます。
- ツールをダウンロードして、あとは対象の端末で実行すれば、数分でログをかき集めてくれます。集める情報量にもよりますが、数分かかるので気長に待ちましょう。
- ログ収集が終わると収集した情報の一覧が表示されるので、ローカル保存して、あとはログと睨めっこしつつ頑張りましょう。